西堀歯科医院

西堀歯科医院の西堀雅一先生はアメリカと日本で歯周病専門医のライセンスを持っている数少ない日本人の一人です。そして,これまでにも本当に多くの歯周病専門医を輩出している歴史のある歯科医院です。
西堀雅一先生はじめ,多くの歯周病専門医の先生の前で緊張もありましたが,『歯周再生療法の適応症を考える』という演題でお話させていただきました。

歯周再生療法,特に骨縁下欠損における適応症は学会でも基準が決めらていますが,初診時に骨縁下欠損があっても初診時から歯周基本治療の患者の治癒力や術者の技量に影響を受けます。また,骨縁下欠損が根尖を越えている場合は適応症から外れ,抜歯の適応となることもあります。骨縁下欠損があってもメインテナンスの期間において回復し,再生療法が必要でない方も多くいます.歯周病専門医として経験を積み,患者と長く時間をともにすることで再生療法の頻度が少なくなるという意見は非常に多いです。

その中で我々が取り組んでいる,根尖付近まで骨縁下欠損が進んでいる症例を中心に歯を保存できること,そして中期的(5-7年)な部分でみえてきたことをお話させていただきました。
様々なディスカッションができ,有意義な時間でした。また,この学びを当診療所に来院される皆さまに還元したいと思っています。

  • 西堀歯科医院(歯周病専門医院)